![]() 温泉にほとんど行った事のない私たちは、どこに行ったらいいものか全くわからず、 出発4日程前まで、まだどこに行くか決まっていませんでした。 景色がきれいで、ゆっくりできて、ご飯がおいしいとこ〜。 なんていいながらのんびりしていたら、いつの間にか飛行機と宿がセットになった 旅行プランが締め切りになっていました。(5日前までに申し込まないと飛行機は締め切られるらしい) なので、ちょっぴり近場ということで、 ネットで見た、エメラルドグリーンの湖と、雪山の風景に惹かれて、岐阜県の 白川温泉に決定! 世界遺産にもなっている茅葺き屋根の合掌集落・白川郷 に近いお宿を予約し、ちょっとリーズナブルにバスの旅にすることに。 バスでの移動は、実は結構苦手です。 というのも、私は首が悪いので、寝るとかならず首が痛くなってしまうから。 しかし、今回この首のトラブルを克服すべく、すばらしい味方を手に入れました。 ←それはこれ! ![]() 単なる空気枕やん。と言ってしまえばそれまでですが、 これはちょっとグレードの高い版空気まくら。(と言ってもハンズで1500円程) これがもう、全然違うんです。あるのと無いのでは。 首が安定するとこんなにも快適なものかと実感しました。みなさんにも是非おすすめ。 空気枕に守られ、大阪から5時間の道のり。 目的地高山に近づくにつれ、山の見事な紅葉が! 関西ではこれからなのに、ここではもう見所を迎えていました。 気分良く、夫と俳句などを作っていたら、 あっという間に高山に到着。 ここから、目的地平川温泉までバスで移動なのですが、 ちょっと、その前にバスの中で見た高山大鍾乳洞に行ってみたくなり、ちょっと寄り道↙ ![]() 鍾乳洞を見学して高山バスセンターに戻ると平川温泉行きのバスまで1時間程の余裕。 その間、高山の街を散策することに。 高山の街は、京都を思わせるちょっと古風な町並み。 高山市役所→ ![]() 下呂や、穂高、この辺りの温泉へのアクセスの拠点にもなっている高山はたくさんのツーリストでにぎわっていました。 さて、いよいよ目的地白川の平川温泉へのバスがようやく来て、 無事乗り込みました。5時くらいなのに、すでにもう真っ暗。 しかし、このバスなんだか人が乗っていない。。 私たちを含めて5人くらいしか乗っていないし、そのうちの二人は地元の中学生っぽい。 高山にはあれだけツーリストがいたのに、 平川温泉行きのバスはなんと、一日に2本しか出ていないし、 もしかして、秘境??。。。 だんだん不安になっていた頃、平川温泉バス停に到着。 私たちが宿泊する宿、「清心庵」の方が迎えに来てくれていました。 宿に着くと、回りは真っ暗で景色は何も見えなかったけれど、空気が冷たく澄んでいる。 「今日は暖かいですよ。6度くらい」とご主人。 ろ、6度かぁ。。。どうりで寒いはず。 この辺りには、野生動物の寝ぐらがたくさんあり、鹿やウサギ、その他たくさんの動物が 普通に現れるのだそう。夜には天の川が毎日見られるらしい。 本当に秘境。と呼ぶにふさわしいところかも。 着いた時間が遅かったので、すぐにご飯になりました。 ![]() このご飯。すごいんです! とにかく、すごい種類のおかず。中でも山で採れる食材をふんだんに使った 創作料理はどれも手が込んでいて、おいしくて、、感動〜〜あぁ〜ここに来てよかったぁ。。 うっかり毎食のご飯の写真を撮り忘れたのがちょっと後悔ですが、 本当にすばらしかったです。 宿のスタッフと、料理人さん自ら、毎日山に山菜を採りにいっているらしく、 そのバラエティがすごい!普通で買うとかなり高価な食材から、 海育ちの私には、見た事がない食材も多くて、とても新鮮でした。 温泉でゆっくり疲れを癒し、 次の日は、なんと金沢に行く事になりました。 これは全くの予定外だったのですが、金沢は 一度行ってみたい所だったので本当に幸運です。 ![]() ![]() 右:日本3代庭園の一つ「兼六園」 下;金沢城。なんとも広々とした気持ちのいい所。 ![]() ![]() ゆったりと余裕を感じるところでした。 ←ちょっとオモシロイ。ちなみにミニ噴水で出来た文字 一日金沢を満喫して、また、白川の温泉でほっこり。 そして、最後の一日は、世界遺産白川郷へ! 清心庵を出て車で30分。白川郷へ到着。 ![]() 展望台からの眺め。合掌集落が集まる村は、 「まんが日本昔話」そのもの!感動です。 ![]() 屋根の三角のエッジが美しい! それにもう一つびっくりしたのは、観光客の多い事! 特に、外国人観光客のなんと多い事か!(兼六園より多い!) はずかしい事に私たちは旅行に来るまで、「白川郷」がこんなに有名な世界遺産だとは知りませんでした。 でもこの景色は、確かに一見の価値がある。 日本人の自分でさえ、異国、異空間に来たかのような不思議なところ。 この合掌集落は、復元されたものらしいけれど、白川村の回りには今でも合掌造りの家がいくつもありました。 そしてそこでは実際に生活が営まれている。 今回泊まった「清心庵」の方に山での暮らしの事をたくさんお聞きしました。 それは、エコとかロハスなどという言葉が出てくる前から、ここでは当たり前に行われていたことで、 ごみそのものを出さない事であったり、山の葉や実、茸は、クマや動物達と、分け合っているから、必要な分だけを採る事とか、 子供達は、夏は短く、冬は長い休みを採る事とか、 自然を中心に、それをごく当たり前に受け入れて自然と一緒に生活していること。 同じ日本に住みながら、そのあまりの文化の違いにカルチャーショックを受けながらも、 ダイアモンドダストや、雪虫、山の四季の美しさを身近に感じる暮らしには少しうらやましくも思いました。 マイナス20度の極寒の冬には絶対に耐えられそうにないけれど。。 今回、宿の方には本当に親切にしてもらい、日本の旅のよさを見直すことが出来たような気がします。
by tilka
| 2008-11-03 16:11
| 旅の話
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