
今朝、長居公園を歩いていたら、いきなり、
「そのニット帽どこで買ったん」
という声が後ろから聞こえた。
振り向くと、自転車にのったおっちゃんが、
「そのニット帽どこで買ったん」
と、また聞いてくる。
あまりにも唐突な質問だったけど、私は、
「ええと、ビームスで買いました。」
と正直に答えた。
おっちゃんは、
「は、それどこ」
私「阿倍野HOOP」です。
おっちゃん
「どこそれ」
私「近鉄百貨店の裏」
おっちゃん
「ああ、あのブランドもんのとこか、なんぼしたん」
私
「。。。5000円くらいだったかな。でも2,3年前ですよ。」
おっちゃん
「5000円もしたん、そんなんやったら、近鉄でブランドもん買った方がええわ〜」
おっちゃんは、そう言って礼も言わず自転車にのって去って行った。
人を突然止めといて、いきなりその帽子どこで買ったんて、
値段なんぼって、近鉄のブランドもんの方がええわって。。。
このあまりに唐突で無神経で、それでいて悪気がない
この感じ。
ああ、大阪っぽい。。。
久しぶりに感じました。
結構最近は、こういうことめっきり少なくなってたんで。
私が大阪に来た当初は、
電車にのってたら、
「そのかばんどこで買ったんですか?」とか、
「その店ってどこにあるんですか?」とか、
カウンターでお好み焼きを食べていたら、
隣に座ったみずしらずのおばちゃんが、
「その髪どこで切ったん」
とか、普通に、、とは言わずとも、
こういう事聞かれる事は大してめずらしくもなかったのです。
ネットでなんでも調べられる時代になったからなのか、
人にものを訪ねにくい世の中になったからなのか、
大阪の人がちょっとシャイになったのか?
この久々の大阪のおっちゃんの洗礼をうけて、
苦笑しながらも、ああ、大阪だな〜って、
何とも言えずおかしさがこみ上げてきました。