
実家の母が、最近また猫を飼い始めました。今回の子でたぶん7番目(かな)
7番目といっても飼っているのは1匹づつ。それもいつもオスです。メスは子供を生むからという理由で、飼うのは雄。と、母は決めているようですが、どういうわけか、今まで飼っていた猫達は、必ず子猫から半年から1年経つと、突然家に帰って来なくなります。それも、近所で遊んでいて外に出っぱなし、というのではなくこつぜんと姿を消すのです。
ノラから拾ってきたわけでもないのに、子猫からかわいがってきた子が突然戻って来なくなることは、
母に多大なショックを与えます。
「猫がまた、帰ってこん」
がっくりと肩を落としている母を見ると、なんともいたたまれない切ない気持ちになります。
猫が帰って来なくなる理由として、猫の恋の季節ということが関係しているようです。
さかりが来ると、雄猫は家にも帰らず、ごはんもほとんど食べず、外に出っぱなしになります。
最初の頃はさかりが来てもちゃんと帰ってくるのに、それが何回か繰り返されるうちに、ある日突然、帰って来なくなる。
どうしてなんだろう。って思うけど、猫の世界のルールがあるんだろうんな。きっと。家猫で育った彼らが、野良として生きていけるのかは、かなり心配だけど。
都会で飼われている家猫たちは、ほとんど去勢手術や避妊手術をしてもらっていて、確実に人間と共存していますね。
でもうちの田舎には獣医さんがいないので、手術をしたくてもしてやれない。
だから、こうして、”猫達の出発”を受け入れるしかないのだろうな。
毎回、猫が帰って来なくなると母は、
「もう猫は飼わんよ」
って言ってるけど、しばらくたつとまた新しい猫を飼いだします。
好きで好きで仕方ないみたいです。
今回は例外であってほしいな。たのむよ、猫ちゃん。