去年一年、ほとんど映画を見れなかったので、
近頃、去年見たいと思って見逃しがしていた映画を週一ペースで見ています。
「さくらん」、「あなたになら言える秘密のこと」、「しゃべれどもしゃべれども」、
「ドリームガールズ」、
そして、遅ればせながら、昨日「それでもボクはやっていない」を見ました。
平凡な青年が、満員電車の中でチカンに間違われて逮捕され、
自分の無実を証明する為に裁判になってゆく話。なのですが、
恐ろしく、リアルで。。
裁判は、こういうふうに行われていくのか。と。
新聞や、映画でなんとなく知ってはいたけれど、
本当に大変。。
有罪を前提として、行われる取り調べ。
そして驚いたのが、裁判制度がこんなにも複雑で、時間がかかるのだと
いうこと。
身辺に起こりそうな出来事なだけに、とても他人事とは、
思えない気持ちになりました。
そして何よりも無実を証明することがいかに大変かということ。
いよいよ始まる陪審員制度。
もしも、自分が陪審員として選ばれたら?
見たあとに、人に何か伝えたくなる映画です。
しかし、ここまで重いテーマでありながら、見たあとに暗いものを残さない
周防監督の手腕はすごいなぁ。と、思いました。